秋の足音が聞こえた頃、私は仕事の帰りにスーパーへ寄り、ソフトフランスパンに
角切りチーズが入っているパンを買った。
買った時から、翌朝が楽しみで楽しみで、、、( ̄¬ ̄) ジュル・・・
しかし、楽しみは翌朝、無惨にも引き裂かれた。
ねずみに、、、、、。
「さあ食べよう♪」といつものようにパンが入っているカゴを下ろした。
( ̄□ ̄;)!! なぜ、パンに穴が開いてる???
おかしい、そう思ったとき「まさか、ねずみ?」と思った。
念のため、お菓子を入れているかごも点検。
( ̄□ ̄;)!! 大好きなココナツサブレが食べられてる!!!
ちきしょう、、、、( ┰_┰) ( ┰_┰) ( ┰_┰)
その日から私はねずみと闘い続ける日々がその後約2ヶ月続いた。
ちょっと目を離すと、さっき煮る前にとったかぼちゃの種が流しのゴミ入れ
から消え・・・、うっかりりんごの皮を捨てるのを忘れて出勤したら、帰宅したら
1個も流しのゴミ入れから消えていたり・・・しんぼうまで持って行かれたぜ。
1人で家にいるときに、まるでトムとジェリーのような騒ぎを天井裏で展開され、
あの手この手でいろいろやったが、ねずみの方が頭がいいので、まんまと
肩透かしを食らい続けていた。
その後、私が夜、居間で書き物をしていても平気で出没し、目が合っても
堂々としている姿に切れた。
調子に乗りやがって、、、あたしのパンとクッキーを返せ!
そして堪忍袋の緒が切れ(←遅いぞ)、業務用のネズミ捕りを買ったのだ。
早速、寝る前にしかけたのだ。
しかし、朝起きたら捕まっておらず「ちっ!」と思った。
横目でチラチラと見ながら朝食を食べ、さぁ片付けようと思い、台所に立ったとき、
ネズミ捕りが邪魔なので左に移動した。
しかし、すっかり忘れた私は、その後まんまとネズミ捕りに自分が捕まった
のだ、、、。_| ̄|○
「ちーくしょーーー」とまるで小梅太夫のように1人で叫び、銀子には
笑われ、、、、哀しくおニューの無印良品の5本指靴下を捨てたさ。
その後「やっぱりかからないだね」って銀子と話し、2階へ幼稚園と出勤
準備のためネズミ捕りの前から離れた。
支度が終わり、さぁ行こう!となったとき、なんだか台所から怪しい声と
動く音が聴こえる。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
壁]- ̄)ノソォーッと覗いたら、かかっているじゃないっすか!!!
しかーし!バスが来る!銀じぃ不在!弥七不在!あと3分で出勤時刻!
「この後、お銀の身に今まで体験したことない想像を絶する体験が待ち受けて
いるのだ。どうする?お銀(つづく)」というナレーションが頭に流れる。
とりあえず、義妹宅へ行っている銀じぃへ電話した。
「ただいま留守にしています」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○ マジかよ。
とりあえず留守電に「あのさー、ネズミが捕まってさ、アハハハハ(←トシ
ちゃん風)」と意味不明に笑い続けたメッセージを吹き込み、
「どうしよう」と銀子に聞く母(私)。
ブー♪
ハッ!Σ( ̄◇ ̄; バス!
銀子を送る。そして出勤しなきゃならないのに、オロオロする私。
そうだ!弥七に電話しよう!
そしてすぐさま弥七へ電話した。
私:「あのさ、ネズミ捕まったんだよね」
弥:「おぉそうか」
私:「どうしたらいい?」
弥:「捨てろよ」
私:「・・・・・」
あたしが捨てるの?無理!絶対に無理!
私は仕掛ける係、始末は弥七の係だよ。
弥:「俺さ、今、すっげー忙しいからじゃあな」(ガチャン)
(`◇´ノ)ノ ひぇぇぇぇぇ 切らないでぇぇぇぇぇーーーー!
とりあえず、ネズミは粘着シートにぎっちりくっついているから逃げない
であろうと思われるので、シートをやっとの思いで二つ折りにして出勤
しました。
もう、気が気じゃなかったっす。
休憩中に銀ばぁにまで電話しちゃいましたよ。
仕事を
上の空 真剣にやって急いで帰宅したら、ネズミは息絶え絶え
でした。
そして近づくとすごい勢いで泣くのです。
まるで「みんな来るなチュー、僕はもうダメだチュー、みんなはここから
違う場所へ移動して生き延びてくれチュー」と言っているかのように。
そしてどこかで仲間が見ていて「助けるでチュー」「だめよチュー」
「あいつの死を無駄にするなチュー」「そんな、、、チュー」と会話している
ような感じでした。
(後に夫に「チュー」会話を話したら「お前、アホか?」と言われ、「漫画
やドラマの観すぎ!」とまで言われました。
やつには夢がないのね。現実主義者だから)
結局、夕方帰宅した夫が外へ移動してくれて、その後、帰宅した銀じぃが
始末しました。
台所のカーペットは抵抗の爪あとかボロボロに、流しの足の部分もかじられ
ボロボロに。。。。
長かった2ヶ月の戦いに幕が下りたような感じで、今はあれから1匹も
出ていません。
ということは、勝ったってことよね。( v ̄▽ ̄)イエーイ♪